【ショーケー】SHOW-K 修理依頼

背景と依頼内容

ショーケー製操作パネル『SHOW-K』の修理をご依頼いただきました。 電源を入れても、画面が表示されないとのことです。 早速、お預かりして、状態を確認します。
ちなみにこの機種は調べても何の情報も出てこず、操作方法や制御盤構成が全く解りませんでした。ユニット型名が違うのでしょうか...。

なんとか電源入力部は分かったので、通電調査をしていきます。電源を投入すると確かに画面が表示されていません。しかも、そのまましばらくすると何かが焼けるような異臭を感じました。危険ですのですぐに電源を落とし、非通電調査に切り替えます。

問題解決のポイント

異臭の原因はすぐに判明しました。電源を生成している回路の部品が焼けています。同回路の電解コンデンサの劣化が進んでいることから、電源生成が正常にできず、当該部品に負荷がかかり焼損に繋がったものと推測します。10年、20年と長期間使用されている装置では、しばしば見られる現象です。

結果

故障部品を交換し通電試験を実施したところ、問題なく画面が表示され動作正常となることを確認しました。
今回は故障箇所が電源生成回路内だけでしたが、電源の生成不良は他の回路へ故障が波及する可能性もあります。そうなってしまうと修理コストが非常に高額となってしまいます。初期の異常を確認された場合は、まずは【電子基板問題解決ラボ】にご相談ください！