クイックセイバー制御基板修理依頼

背景と依頼内容

工場の出入り口で、よく見かけるシャッターの制御基板修理のご依頼をいただきました。現象は、動作しないとのことです。 メーカーへ問い合わせたところ、既にメーカーサポートは終了しているためにサポートできないと回答されたために、当社にご依頼いただきました。 まずは、無償診断させていただくために、基板の写真データを送っていただきました。 同時に、修理機器についてヒアリングを実施します。 動作しなくなった寸前に、おかしな動作が無かったか、無理な動作をさせなかったか等です。 写真データでは判断できなかったために、送っていただき実物を診断しました。

問題解決のポイント

2枚構成の基板をマイクロスコープで目視診断診断したところ、不具合箇所は見当たりませんでした。 そのため、更に詳細な調査とオーバーホールを兼ねた消耗品の部品交換をご提案しました。 その結果、基板側には、これといった不具合箇所はなく、消耗品を交換してお客様にお返しすることとなりました。 ですが、その後も動作しないとの回答を得ました。 更に、調査をするべく、基板と基板に接続されている部品等も送っていただきました。 その後、基板以外のところに不具合があることが発覚。 基板間を接続しているケーブルに断線が発見されました。 基板に不具合があるとばかり思いがちでしたが、まさかのケーブル断線でした。

結果

その後、お客様へすべて返却し動作確認いただきました。問題なく動作したとの回答を得ました。 コネクタ付ケーブルが安価で購入でき、それほど工数がかかっていなかったために、当初の御見積内で、全ての作業を完了しました。 当社が提案する作業お見積りは、あくまで当社でかかる費用になります。 過去の実績より、高い確率で修理しておりますが、一度の処置で動作しなかったからと言って、受け付けないということはありません。 あくまで、お客様のお困りごとを解決する姿勢でお待ちしております。