ものづくり愛知発 電子基板問題解決ラボ

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解決事例

【三菱電機】サーボアンプ MR-H-350AN 修理・OH依頼

背景と依頼内容

三菱電機製サーボアンプ、MR-H-350ANの修理・オーバーホール依頼をいただきました。
このMR-Hシリーズは1990年代の初頭から中期にかけて販売されていた機種ですが、現場ではまだまだ活躍しており、今回メンテナンスも含め、弊社へご依頼いただきました。
今回ご指摘の内容は「エラーコード24発生」とのことです。
アラームの内容より、サーボアンプ自身の故障が疑われるため、まずはご指摘現象の再現性を含め、弊社の試験環境を使って慎重に調査を進めていきます。

実際に動作を確認してみると、お客様のご指摘通り「AL24:主回路異常アラーム」が発生しました。
やはりサーボアンプ自身が故障しているようです。

問題解決のポイント

基板を目視しながら回路をたどり、波形をチェックしていきます。
モーター駆動に係る回路・波形の一部に異常が見られました。
部品の外観に故障や破損の痕跡は見られませんが、波形を見てみると明らかな異常が確認できます。
ここが原因とあたりを付け、その部品を購入し交換を実施します。

結果

部品交換を実施し動作確認をしたところ、AL24が発生しなくなり無事正常復帰いたしました。
また、今回、延命措置としてオーバーホールも合わせてご依頼いただいていることから、電解コンデンサなどの有寿命部品(消耗劣化部品)を交換、リフレッシュしてご返却させていただきました。

故障箇所の修理もさることながら、今後も長く稼働できるようメンテナンスをしてあげることで、機器寿命が伸ばせられますのでオーバーホールも合わせてのご依頼を推奨させていただいております。

サーボアンプは様々な回路が組み合わさっており、調査・修理は容易ではありませんが、お客様の大切な設備ですのでなんとか治せるよう全力でお手伝いさせて頂きます。
MR-Hシリーズに限らず、MR-J・MR-J2・MR-J2S等の三菱製サーボアンプの修理も承りますので、お気軽にお問い合わせください!

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